ヒプノ
Hypno
モデル名不詳
フレームが外せるインラインスケートの代名詞Hypno.
最初のインラインスケート購入後,やたらとインラインが好きになり,やがてその発想は”会社にインラインで行けたら”,と言う妄想となる.
実際何回かは,これ履いて会社に行ったかな.
インラインスケートしては,このモデルでは,外見ではソフトブーツのようだが,堅めのプラスチックで全体が作られており,どちらかと言えばハードブーツに近い.
それでも,やや大味な感覚.
カーボンのフレームはやや応答が送れる.やはり柔らかい感がある.
またフレーム全体が他のブーツに比べると前に出ている印象があり,履いたときの重心はかなり前.
そのためこれでスラローム技やると,ちょっとやりにくい.
それでもこのインラインの最大の特徴,外せると言うことはロングランやシティランの時に最大のメリットとなる.
つまり,川下りやってて,これは減速できそうもない下り坂だなと思ったらフレーム外して歩けるし,会社帰りにコンビニ寄ることもできる.
フレーム部分を取りはず時は,まずふくらはぎ部の固定を外す.
フレーム自体はブーツ底の二本の爪で引っかかっていて,全体に前にずらしてこの爪から外してやる.
こうして外してしまえば後は普通の靴として歩ける,
と言いたいところだが,実際にはものすごい堅い靴底(フレーム固定してるんだから,当たり前だが)のおかげで,結構歩きにくい.おまけに踵は動かないように固定しちゃってるんだから.
ウィールをばらしたところ.
左から,フレームスペーサー,ベアリングとスペーサー,ウィールである.スペーサーは元々ナイロンであるのだが,アクスルが細い割りにスペーサーが短く,ベアリングが外しにくい.
また元々のベアリングがフルシールドの密閉型で,洗浄が出来無かったため,Abec5のベアリングとアルミスペーサーに交換してある.
これを組み合わせるとこんな感じで,
普通はフレーム側にくっついているフレームスペーサーがウィール外すときに一緒に取れてしまう.
それも当然で,フレーム側,ただの穴です.
フレーム側にはメイド・イン・イタリアのシールがあるが,その割には構造的にもう一ひねりして欲しい.
アクスルを締めすぎるとウィールの回転も悪くなっちゃったりするこの構造は,ちょっと.
今のところ,ロングランと会社帰りに時々使ってるサブブーツという位置づけ.
でもこれ壊れたら,きっとまた買うと思います.
9800円くらいでローエンドモデルが手に入ることと外せることを考えると,初めてインラインやる人にはお勧めなのかも知れない.
いや,すでにインライン持ってる人にも.一足あればわりと便利.