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nikki

通り過ぎたモノたち

 

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030525
ほい、ほい、ほいほい、ほいほいほいほい。
耳から離れないのは皆さんの掛け声。

朝から“ガッシュ“だの“アトム“だの見てしまって、
ちょっぴり優しくなって、それでちょっと遅くなって道満入り。

到着、柔軟終了後、パラレルからアップを始めていたら、ちょうど人が揃ったところで、
そのせいか、本日最初の基礎練開始。

基本的には基礎練を率いる人、最初にパイロンは入る人が、次に何をやるのか決めるのだが、
それもそれぞれ個性が出てくるらしい。
基礎練の終りのほうに飛燕、不知火、鎌鼬、そこまでは分かる。
そこからソレイユ、鬼足が入った。

ソレイユは名前のみ、知っていたけど、今二つ鎌鼬と区別付かず。
覚え損ねる。
鬼足は若手の女の子に丁寧に教えていたので、真似してやってみる。
二回目以降がやはり綺麗に出来ない。
片面のみ、と言われながらニセット目の足に戸惑うのは、やはり練習して無いせいだろうか。

考えている間に次のパイロンが来る。
俺は本質的に、脊髄反射に近い部分だけで体を動かしている。
とりあえずパターンは頭が覚えた。
後は数をこなして、体に覚えさせれば良い。

基礎練が終ってもまだそんなに人が集まって来てない。
レギュラー陣が揃い切ってない。
75センチが空いていたので、一人、ダブルクレージーを数回やる。
パイロンを10個位越えたところで、リズムが乱れて運足がおかしくなるか、
推力を失ってしまうことを何回か。
くまさんがヒョイヒョイとこなすのをジッと見る。
やっぱりこれも練習かな。
パイロン間隔は狭いのに、体は1.5より疲れる。

少し休んで道路挟んで反対側のパイロンへ。
今日は日曜日だけあってか、家族連れスケーターが何組も来ている。
すーGさんも今日は家族連れ。
なんか、いいな。

さっきの基礎練で何かイマイチだったので、フロントクロスから流し、足をほぐす。
ふと気付く。
俺って基礎練のために基礎練やってないか?
まぁ、そうなんだけど。

だって確実に今日はもう1回基礎練始まるし。

レギュラー陣全員到着。
ベルさん、だんなさんが頭になって基礎練が始まる。
その時、道路挟んだ側のパイロンにいたのだが、空気はずっと探ってた。
道路を渡ってパラレルの一番最後に入る。

高校や大学の部活を思いだすならば、
春先の勧誘シーズンが終って、今は正に基礎練のシーズンなんだろうか。

1.5のバックトゥートゥーまでのルーチンが終って、一休み。
そして75センチの基礎練へ。
昨日よりは上手くこなしたい。
そーっとそーっとになってしまうけど。

そしてフランス技へ。
いくつかこなした頃、妹夫婦が到着した。

妹の旦那は俺の友人であり、俺のスキーの先生でもある。
まだ俺がコソ練だった頃には、いっしょに滑べっていたのだが、
最近は週末に仕事が入ってしまい、殆んど滑べれていない。
すっかり体重が増えたそうだ。
少し話して、
再び基礎練のほうに戻ったら、
いつの間にか人数がヘって、ワンコーン技になっていた。
汗が一気に噴き出した。

基礎練終了後はネルソン、Xを交互に何回かやる。
まだまだだねぇ。
見ていた人に言われる。
うん。まだまだです。
それでも昨日よりはまし、と思いたい。

バックストレートに行っていた妹夫婦が戻って来たので、自分のパイロンを出す。
その頃には道路挟んで反対側に、二列並べられたパイロン列ですら、
既に練習する人で一杯だった。
一番奥に並べ、ついでに最近さぼってたバックワンフットを練習する。
長く滑べっていなかったブランクはやはり大きい。友人は飛燕がこなせなくなっていた。
そのかわり妹がフロントクリスクロスをやってることに驚く。
そう言えば一ヶ月前に来たときには、桂馬塾に入っていた事を思いだす。

そして夕方、ぼちぼち終ると言う頃。
給水しに自分の鞄のところに戻ると、
いち君へのジャンプする技の講習が行なわれていた。
フンフンと話を聞き、そっとやってみる。
やってみるとやはり出来ない。
なっしーさんが言う。
まずはその場でジャンプ。ほい。
次に右脚だけ開いて、着地のときに閉じる。ほい。
次に左脚だけ。ほい。
両脚で。ほい。
そこでだんなさんが、
スピードアップ。ほいほいほいほい。

やはりできない。
が、そのほいほいのリズムに誘われて、道満常連陣が集まり出す。
そこここで、ほいほいと拍子をとって飛びだし始めた。

揃ったところでリズムを全員で揃える。
ほい、ほい、ほいほい、ほいほいほいほい。
通りがかった人が輪になって飛んでる様を、何のイベントかと見ていたと言う。
輪になって、掛け声掛けて、いっせいに飛んで、足開いて。
なんかできた!

やはり神を降ろすにはそれなりの儀式が必要なのだろう。
それもまとまってやった方が効果が強いらしい。

しかし、問題が。
足を開いて飛ぶまでの過程で、あのリズムで垂直ジャンプから始めないと出来ない。

ほい、ほい、ほいほい、ほいほいほいほい。
耳から離れないのは皆さんの掛け声。


030524
基本的には土日のみ滑べってる。
そう考えると、多分、
土曜日、滑り出す直前はいちばん血中インライン濃度が下がってるときじゃないかと思う。

部屋に掃除機書けていたら、出るのがちょっと遅くなって、
道満に付いたのはもう12時半過ぎくらいだった。
今日はバックストレートで午前中に、プロな5輪の方の講習会、
そしてタイム計測会が行なわれていた。

カマキリ公園から滑り出す。
快晴でこそ無いが、気温は暖かく風は弱い。
体の疲れは休めば取れるが、心の疲れは滑べらなきゃとれない。
仕事モードからの切り替えが、ちょっと遅れていた。

監理橋を越えて、いつものところへ。
奥のほうにかたまって5輪の方達が休憩していた。
いつものメンバーは、まだそんなに揃っていなかった。

アップ始める。
フロントクロスは肩に力が入りすぎ、スネークはウィールが回せてない。
バックのオールクリスなクロスをやってるときに、
上半身がかぶりすぎだと指摘される。
うーん、やっぱり出来てないときにはバレるものだ。
自分でも、あ、出来てないなぁと思っていたので。

人が少ないせいか、既に先に来ていた方々はアップを追えていたせいか判らないが、
割りとのんびりムードが流れていた。
二人のベテラン男性陣が、今季若手の女の子にスネークからのスピンを教えていたが、
それもなんとなくフンワカしている。

アップは続けていたが、足の調子が上がらない。自分の足では無い感じ。
道路挟んで反対側に並んだパイロンで徹底的に足を動かすが、
テンションが上がって来なかった。

一通り基礎技やって、一息付いて、飛燕をやって、
そして数組の常連さんが到着した。

道満の基礎連が始まる。
何人がパイロン入っていたんだろう。
同じ技に続けて次々と人が入って来る。
最初のパラレルから、どうやら俺はスイッチが入ったらしい。
俺だけでもないかな。
それまでとは空気が違う。いい感じでピリッとしている。

フロント系、バック系、オープン系。
トゥートゥーまで来たところで外れる。
おなじく外れたベテラン女性陣二人が75センチでパラレルからの基礎練を始めたので、
ラッキーと後に続く。

75センチでフロント系は丁寧にやれば何とか、
しかしバッククロスをやってると体軸がパイロン列から離れて行き、
しまいには続けられなくなる事に気付く。
足を動かすためにちゃんと足に乗っていないで、体が逃げて行ってるんだろうと思う。
要は俺のバッククロスはまだまだと言うことか。

普段の1.5間隔ならば次のパイロンまでの間で、乱れた体勢を直している余裕がある。
75センチではその余裕は無いから、どんどん崩れて行く、のだろうか。
75センチ、良いな。

基礎練はまだ続いていた。不知火や飛燕と言った混ざれる技になっていたので、
1.5の方に戻る。

一休みして、今度は75センチで基礎練が始まる。
再び、パラレルからのルーチン。
通常技が終ったところで、ヨーロッパ技になった。
この時点で基礎練に入ってる人は俺をふくめて5人くらいになっていた。
ネルソン、そしてX、まだ知ってる技だったので続けてパイロンに入る。
ダブルクレージー、クレージー、技が続く。

こんなに連続して75に入るのは始めてだった。
殆んどこなせない。でも、外れる気になれない。
名前しか聞いたことの無い、運足の分からない技になって来る。
後から来たすーGさんの足を見て、必死に体を動かす。
全然出来ないジャンプな技もやってみようとした。
基礎練は結局スペシャルと言う、もう名前通りの技までやって、
その辺でもう見ているだけになっていたが、
ほぼベルさんが思いつくだけの技をやって終った。
ワンコーン技とか8とか、今日始めて足を動かした。

夕方、5輪の練習を終えて戻って来た、弄られたがりな男性が、
寄ってたかってほぼ道満常連陣全員に弄られていた。
ナカネ先生がその脇を何も言わないで挨拶だけして帰って行った、その頃、
ベルさんにマンツーマンでボルテ(Volte)を教えてもらう。
何度も運足を見せてもらうが、出来なかった。

それにしても今日でずいぶん新しい技、やったことの無い技をやったものだ。
とりあえず、75センチは面白い。

やらなきゃいけないことが増えたこと、
そして補充された血中インラインに満足を覚えつつ、
また明日。

めずらしく体が疲れないで、足だけが疲れている。
明日は早く道満に行かなければ。
休日に熱心に早起きするとは、サラリーマンとしてはまちがってるかな。


030518
少し肌寒かったのは家を出たとき。
道満に付く頃にはすっかり気温も上がっていた。
曇り空ではあるが、人出が多い。

カマキリ公園でインラインに履き替える。
隣に居たお父さんスケーターに“こんにちわ“と挨拶したが、
その後、
お子さんと共に監理橋を越えて来ていた。
すーGさんのHPはいつもチェックしていると言う。
お子さんの女の子は5才で、3輪のインラインを履いて、人なつっこく時々パイロンに入っていた。

その方以外にも監理橋を越えるまでに、二人組からヘルメットをかぶったスキーオフトレ系の団体まで、
すれ違ったスケーターは数十人になったと思う。
人が、いやスケーターが増えたな。

監理橋を越えると、すでに数人の方が滑べってる。
反対側でアップを始める。
昨日のオープンの練習でお尻の下半分から腿の裏側までみっちり筋肉痛だった。
体がほぐれるまでみっちり動く。が、ネコバタ系が上手くできない。

一人でやってる最中も沢山の見知らぬスケーターが監理橋を減速せずに降りて来ていた。

道満の基礎練開始。
反対側から待ってましたとばかりに駈けつける。
実際待ってたんだけど。

フロント系、バック系、バックワンフットは見送り、オープン。
右脚前オープン。
昨日の練習を試す。
5個くらい行った、と自分で思う。凄い、昨日より伸びてる!
おぉー、ちょっと感激。やっぱり練習すれば結果出るよ。
ま、皆さんは全部貫通しているから、レベルは低いんだけど。
左脚前オープンスネークは多少パイロンをずらして倒して、何とか貫通。

次はバックワンフットを何とかしないとな。

1.5メートルパイロンを終えて、同じルーチンで75センチへの基礎練へ。
並んで次々とパイロンに入って行く
バッククロスの時、遊んでた女の子が俺の前に入っていた。
数個パイロンをクリアしたとき、けっこうなスピードが出ていて女の子にぶつかりそうになる。
減速出来ず、とりあえず転ぶ。
転んだ姿勢のままで女の子を見たら、無事だった。
“大丈夫。転んで無いよ“
周囲の見ていた人が声を掛けてくれた。
良かった。本当に良かった。あんな可愛い子に怪我させないで。

猛烈に自己嫌悪、
そして転んだときにぶつけた肩の痛みで、少し休む。
子供に怪我させそうになるなんて、俺って最低、最低。
絶対やっちゃいけないことじゃないか。

その後、基礎練が終り、次は各種技だと言う。
“ネルソンって何ですか?”
新人連、いち君といけさんがだんなさんに聞いてる。
“バッククロスとオープンクロスだよ。“
と、実演してくれる。
チャンス。

75センチの技は、小さなパイロンで、パイロン感覚が短く、足の動きも早いため、
見取れるのがほとんど無かった。
今まで憶えられたのはダブルクレージーとクレージーサンぐらい。
1.5でまだやるべき事は沢山残ってるから、75センチに関しては後のお楽しみに取っておくつもりだったのだが、
せっかく丁寧に教えて貰えるのだ。
やらないのは勿体無い。
ネルソン、バッククロスとオープンクロスの繰り返し。
そして、X。オープンクロスとクローズドクロス。

Xは覚えきれない。
ネルソンを集中して覚えることにする。

私的メモ。本日受けたアドバイス。
“オープンクロス時の足は、余りオープン的な平行にはせずに90度くらいに。“、
だんなさんより。
“オープンクロス時の足は大きく開けばそれほど前に進もうとしなくても進むし、
前足がきちんとパイロン越えていればひっくり返すときにパイロンを蹴飛ばさなくて済む。“、
桂馬さんより。

右足前のほうが上手く行かない。また来週にでも練習しよう。
もっとも左足前だって上手く行ってるわけではないのだが、自分の中で違和感が少なかった。

その後、5輪に履き替えた数人が周回に行くと言うので一周だけ付き合わせてもらう。
後から追い掛けたのだが、全然追いつかなかった。
結局14分から15分台で回ってたそうである。
先行していた方々はその後も続けて2周していた。

その周回中にも目立ったのはスキーオフトレ系。それも団体さん達。
カマキリ公園前ですれ違ったときには道一杯に拡がっていたのだが、
道を譲ってはくれなかった。
バックストレートでも二組。
そのバックストレート組の先頭に居た人。
山足側と谷足側の足首の角付けが同じではない。
カービング全盛で、オンザレールな滑べりが主流である。
そのためには確かにインラインで角付けをきっちり練習、ってのは判る。
でも出来て無いし。

そもそも運動特性が違うし、とか、
インラインのほうが余計にアウト−センター−インを意識した練習が出来るのに、とか。
そんなこと新人連でも知ってますよ、とか。
ま、オフシーズン中でも体を動かすことのほうが意味あるのかも知れないけど。
とりあえず自分等はスキーヤーでスケーターでありませんとか、
そう言うのは厭だな。
スキーもスケートも、スキーヤーもスケーターも俺は大好きなのだから。

練習の終りは“思い出に残る滑べり。“
5分間ぶっとうしの不知火、その間に次々とパイロンに人が入って来る。
それを見事にかわして、不知火で往復していく。
最大で4人くらいが入っていただろうか。
うん。確かに思い出に残った。

家に帰って来てから、早くも足がつり掛けている。
明日は階段登り降りはおろか、動くの怠いな。
取引先の来社が延期で良かった。


030517
肌寒い、おまけに今にも小雨が降り出しそうな天気だった。
実際滑べってるときにもちょっとパラついたんだけど、それでも一日天気は持った。
こんな天気だったからカマキリ公園で遊んでる子供も少なかった。

道満についたのは2番目。監理橋に辿り着いたとき、
先に290さんが監理橋を越えて行ったところだった。
290さんは椅子を出し、パイロンを並べ昼飯を取っていた。
その間にインラインの紐を絞め直し、柔軟を追えた俺は先に滑り出す。
“パイロンお借りします。“
並べた人より先に滑り出すのはちょっと失礼な気もしたのだが。

すぐにくまさんりょおさん、だんなさんとちえ蔵さんがやって来る。

まだ人気が少ないのに誘われてか、監理橋の上にカルガモが二羽。
くまさんがビデオで撮影していたら逃げてしまったが。
ほんと、いいところだな、道満は。

5輪の方達が4人、午前中、いやもっと早くから練習していたようだった。
5輪の方達の目下の話題は来週おこなわれるタイム測定。
“追い風は参考記録で。“
“大丈夫、大会じゃないから、バックストレートならいつでも追い風の方向に滑べればいいんだから。“
"すーGさんに敗けないようにしないとね。“
“あの足には敗けますよ“
"3回の記録とか。3キロ以上なら勝てるよ“
ちえ蔵さん達、5輪の方達の会話もはずんでいた。

カツンカツンと金属質な音が監理橋を越えて来た。
厭な音だ。見て確認する。
かなり高齢と思われるお爺さんスケーターがストックの先端に何もつけないで滑べって来ていた。
“こんにちわ“と声を掛ける。注意しなきゃ。
声を掛けられて立ち止まったそのお爺さん、見ればだいぶ摩耗したウィールのインラインを履いている。
少し俺たちの練習を見ていて、1回パイロンに入った。
確かに綺麗なストックワークだ。

そのまま行きそうになったので、慌てて引き留める。
“あの、ストックの先端に何か着けて下さい。
ガスのホースを切ったもので十分ですから。
肘を傷めますし、ストックの先端がすり減るでしょう。“
“年取ってるから、着かないと筋力着かないんだよ。
それに先端はもうすり減ってるから一年に1回、先端に金属の球を熔接しているんだ。“
懐柔策、失敗。
すーGさん、早く来てー。
“先端が子供に当たると大変ですから。“
“ストックは(ストックをもちあげて先端をこちらに向けて)こうやって付くものじゃないでしょ。“
言葉を続けようとした俺に、
“ありがとう。それじゃ。“
そう言って行ってしまった。カツンカツンと響かせて。
“人出が少なくて良かったけどさ。“
近くに居たくまさんりょおさんと落胆感を表す。

本日のゲストはigetaさん。
間近で見ると俺と同じくらいの伸長なのに、滑べってるとデカく見えた。
動きが早い、切れがある。だから大きく見えるのだろうか。

ある程度人が揃ったところで始まる基礎練。
パラレル、フロントクロスと続いて行く。
部活みたいでけっこう好き。なんだか懐かしい。
ちえ蔵さんが声を掛ける。
“クリスよーん“
その掛け声に笑ってしまい、パイロンを蹴飛ばしてしまった。
“次はスネークよー“
そこでちえ蔵さんは飽きたのか、
もくもくと滑べる様子に刺激されたのか、バックストレートのほうへ練習に行った。
オープン辺りで見学モード。
その後も基礎練は続き、最期のほうではヒールトゥー、トゥートゥー、トゥートゥーバックまで入って来る。
基礎練?
ひとしきり1.5メートルが終ったら、同じ行程で75センチで。

75センチでフロントクロスやらバッククロス。
始めてやったけど、パイロン蹴散らす蹴散らす。
運足やバランスが本質的に変わるとは思えない技だから、
俺の場合、結局1.5では慣れとか惰性で滑べってる部分が大きいのかも知れない。

基礎練後、先週だんなさん達が75センチでやっていた、“パイロン20個の中で何個技が入れられるか“が、
1.5でも始まる。
“フロントクロスとかオープンターンとかも技だけど、
フロントクロス、オープンターン、バッククロス、クローズドターンと続いたら、
それは飛燕として一区切りの技になっちゃうから。“

パイロン列を離れ、反対側へ行く。
ここん所やってなかった練習を、右前オープン。
基礎練見学をいつまでも続けていたくない。
奥のほうまで、パイロンの並んでないところに行くと、
道満レディースが座り込んでワイワイとやっていた。
しまった。

もう少し奥に行き、右前オープン。
とりあえず真直に出来るように。
数回繰り返す。前屈みにならないようになるべく背中を延ばして。
ちょっと休んで再開したら、くねくね足が動かせた。
それまで真直進むのがやっとだったのに。
これが“神が降りた“ってやつだろうか。
ちょっとうれしい、でも喜んでちゃいけない。こいつを体に染み込ませなきゃ。
その後、パイロンに入ってみる。
三個くらい、クリア。そこでバランスが補整できなくなる。ま、こんなものだな。
続けてればきっとものに出来る。いや、出来るようになりたい。

その分バックワンフットは全然駄目だった。
むぅ。
大丈夫。きっとそのうち出来るようになるから。

練習続けていればね。と、思い今日は終了。
家に買えってからベアリングを洗浄した。


030511
午後から天気が悪くなる、と言うので早目に道満入りした。
昨日よりも早く入った、つもりだったんだけど、
もう既に管理橋の向こうはレギュラー陣勢ぞろい。

人が多い。
少し奥まったところに見覚えのある一団がいた。
光が丘だ。
スピードの練習のため、今後は毎週午前中に来る、
とのことだった。
噂のケイト君もいた。
今日は5輪を履いていた。
噂によると8月にあるという大会のためトレーニングしているらしい。
チエ蔵さんと二人でバックストレートを滑べっていた。
”もう一緒に練習できる人がいないんだって、光が丘には。”
やはり、半端じゃなく早いらしい。
スーパーキッズスケーターっていうのは伊達じゃない。
チエ蔵さんと一緒になんて、
道満の男性スラローマー陣だってなかなか行かないのに。

今日は彼以外にもキッズが多かった。
子供達の全部の親がインラインに夢中になってる。
その両親達が滑べってる間は、道満レディースが順々に面倒を見ていた。
多分、自然発生的に。
ホント、道満に置ける女性陣の寄与は大きいな。

着いて、アップ前だったのだが、いきなり基礎錬が始まった。
皆がパラレルを終える頃、
プロテクターを付けてフロントクロスから参加する。
相変わらず、最後の方は見学になってしまうのだが。

基礎錬後、パイロン列を離れ、反対側のパイロンの方へ行き、アップする。
昨日の筋肉痛がある。
一人基礎錬。
途中から一つの技を10本づつ、と自分ルールを決めて滑べっていた。
右フロントクロス10本、左10本、フロントスネーク左右各10本。
右バックスネークをやってる所で、
”バックスネーク、切れてるよ。”
と言われる。
右バックスネークはどちらかと言うと苦手方向。
加速の効かない方向なんだけど。
他の人から見れば切れて見える、と言うことはこれが正解なんだろうか。

基礎連を続けていたら、男性陣が集まっている。
周回に行くという。
新人連も駆けつけた。
どうしようかなと思いつつ、なんとなく楽しそうで、
プロテクターも付けたまま俺も参加した。

結構なハイペースで駆け抜けて行く。マジで早い。
全力に近いのに付いて行くのがやっとだ。
後で聞いた話によると先頭がベルさんだったそうだ。
そりゃペース抑える、なんてしないはずだ。

集団が一列となってカマキリ公園を通る。
皆が振り返り、こっちを見てる。
最高のアピールだな。

そんな余裕も北側の坂を越え、下りになった所で無くなる。
下りがマジ早い。
Tブレーキ使った俺は置いて行かれた。
バックすとれーとに入ってからは全力疾走。
プッシュし続けて、結局先頭グループには追い付かなかった。
ガックリ疲れた。

滑べってたら、ジャンプ台を持って来た人がいた。
高さはほんの20センチ位、だと思う。
皆が飛び出したので、惹かれて俺も飛んで見る。
草地へ着地するのだが、一回ヘッドダイビングしてしまった。
テールグラブを決める人、一回転する人。
インラインで飛ぶのは初めてだったけど、
スキーと同じく、俺のジャンプ、全然ダメだな。
来シーズンこそはもうちょっと。

だいぶ時間もたった頃、パイロン前で皆が車座に坐る時間。
今日はグラブとワンフットあれこれ。
マッタリした時間。
楽しく大笑いした。

75センチパイロンでベテラン陣が滑り出す。
一回滑べるごとに一つずつ技を増やして行く。
パイロンを倒したらもう一回やり直し。
次々と技が重ねられて行くのを見る。
結局全員が7個の技を入れると頃までいった。

冷たい風が吹く頃、撤収した。
結局天気は夕方まで持った。


030510
気温が少し低くて、いいスケート日和だ。

カマキリ公園から向かい風に逆らって滑べり、
管理橋を越えた。
12時半位に付いた。
5輪の方が数人、鞄が置いてあって周回にいっているらしい。
スラロームやってるひとは誰もいない。
ショボーン。

ゴールデンウィーク明けだしなぁ。
来る間にも新顔のスケーターを数人見掛けたけど、
この場所にパイロンと人がいないんじゃ、足を止めることもない、か。
もしかしたら別の場所で滑べってるのかな、と思い、
バックストレートの方に行く。

プロテクターも付けずにバックストレートを飛ばす。
追い風だ。すごいスピードが出る。
ちょっと休もうと両足を並行に接地すると、
ウィールを取られ、こけそうになった。
これだけ飛ばしたのは、始めてかな。
この辺で見られると言う噂の雉とイタチは、残念ながら見れなかった。

管理橋の麓に戻り、一人パイロン並べて基礎錬を始めた。
フロント、バック左右のクロスを終える頃、
道満レギュラーの方々がようやく到着した。

ゆったりとした時間。
レギュラーの方々の談笑に耳を傾けつつ、
75センチパイロンで滑べる川崎のダンナさんの妙技に目をみはる。

今日の課題は鎌鼬。
この間火曜日、ベルさんに訂正された俺の鎌鼬。
クローズドターンの回転方向が逆、飛燕が混ざってた鎌鼬。
ひたすら、鎌鼬。
途中空いていたので、75センチでクレージーサンを少し。
何か75センチは全然ダメだった。

ふと、
ST-80の成形インソールの下に、1ミリ圧のインソールを敷いてみる。
これでしっくりした。
足の密着性が増し、大分滑べりやすくなった。

それでも75センチはダメだったけど。

新人さんが4人。
男性二人組。
一人は経験有りで、もう一人は初めてであった。
カップルが一組。
スキーのオフトレだと言う。
桂馬さんがその女性の方を教える。
”女性ゲットだよ。割合少ないからね。”

4路頃、
レギュラーの場所から反対側のパイロンにいって、
バックワンフットを練習していた。
誰かが管理橋を越えて来た。
そしてもう一人。

桂馬さんがキャー、キャー、キャーと大きな声を出す。
バーベキューをやっていた人達が、何事かと見る。
ちょうど周回に行っていた男性陣がちょうど戻って来ていて、
驚きの声をあげる。

ベルさんとリンさんだった。
明日、日曜日に登場、
と、すーGさんのところの掲示板には書かれていた、けど。

それからはベルさんの衰えていない滑べりを皆で見ていた。
”一週間で取り戻す。”
そうベルさんは言うけど。衰えなんて感じない。
それでも半年もインラインを履いていなかったせいで、
パラレルが最初は恐かったと言う。
しかも道満に来るためにこの一週間、柔軟を続けていたそうだ。

今日の練習の最後は基礎錬。
パラレル、フロントクロス左右、クリス、バッククロス、クリス、
スネーク左右、ワンフット。
並んでつぎつぎとパイロンに入って行く。
俺も混ざる。付いていけるところまで。
基礎錬はさらにオープンとバックワンフットになって、
その辺で俺はアウト。外れて見ていた。

基礎錬で今日の練習終わり。
撤収した。


030506
カレンダー上の連休は終ってる今日。
でもうちの会社にはもう一日休みがあって、
4、5日と帰省していた俺はせっかくなので道満に出掛けた。

それでも道満入りは3時過ぎ。
カマキリ公園周辺は、何かアヤシイ車3台が並べられて、写真撮影をやっていた。
目だったのはそれだけ、基本的には平日。
滑り台には子供が数人、数人の主婦がシートを敷いて坐っていた他は、人気が無かった。
天気はやや曇で、風が少しあった。

橋を越えたところにはやはり誰も居ない。
わずかに誰か居るかも、と期待していたので、ちょっと淋しい。

パイロン並べて、基礎練。
パラレルからフロントクロス左右、フロントクリスクロス、
新しいインライン、ST−80を足に合わせようと、
熱成型インソールの下に厚みを増すためのインソールを一枚足したり、
抜いたりいろいろやってみる。
結局左脚側に2枚のインソール、右脚側はインソール無しで妥協する。
後はインナーの肉抜きして、フィッティング感を高めるしか無いかな。
当たりもやはり解消されていない。

順足バッククロス、逆足バッククロス。
逆足バッククロスが上手くできない。
数本繰り返して、少し落ち着いた気になる。

スネーク、フロントとバック。
簡単に済まし、ネコバタ。
やはり右脚先行のネコバタが変。違和感を感じる。
解消するまで繰り返し。

ネコバタクロス。
右脚先行でオープンクロスからフロントクロスへのリズムがパイロン15個目くらいで崩れる。
左脚ではそれほど崩れない。
やはり右脚先行のオープンが全然出来てないこと、
何よりも右脚に乗ることが凄く下手なのが原因なんだろう。

違和感無くなるまで繰り返し。
その途中、中根さんが短パンにサングラスの格好で通りかかる。
挨拶して、
“お一人ですか?”
“一人じゃないと練習にならないよ。“
その後少し会話して、監理橋を越えて行った。確認しただけでその後2周している。
凄いよなぁ。

一通りこなした感があったので、このところの流行の百本に挑戦してみる。
課題は“飛燕“。

問題はクローズドターンだと思う。まぁ、上半身の脱力なんて事まで言いだしたらきりがないんだけど。
そして30本。
まだクローズドターンは全然形になってないとき、
ふと見あげると、誰か来た。
うそ、と思わず呟く。

ベルさんとリンさんだった。
挨拶して、いろいろ世間話する。
“桂馬さんとか居るとかと思ったんだけど。“、そうリンさんは言っていた。
仕事が終ったから夕練だと言う。
それから75センチパイロンを並べて練習を始められた。
パラレルからストロール。
スピードが、早い。
“衰えてるなぁ。“、ベルさんはそう言うけど、やはりレベルが違うんだな。

その後飛燕は結局20本やって、
少し休んでたら、ベルさんが久し振りに、と1.5パイロンに入って来る。
“足首が固くて動かない。“、そうは言っても見惚れてしまう。
ベルさんが高速バッククロスをやってるとき、リンさんが指摘する。
”(クロスを開くときに)両脚に乗ってないでしょ。そこだけバックワンフットになってる。“
何で判るんですか?
“音が無い“、と言う。
確かに聞いていると、ウィールの回る音にリズムが着いている。
両脚分の音と片足分の音、その繰り返し。

凄いなぁ。
お二人ともインラインは久し振り、去年の12月依頼だと言うのにそれが判るリンさんも凄いな。

促され、1.5パイロンに入る。
“鎌鼬、やって良いですか“。
ベルさんに見てもらって、鎌鼬。
“違うよ。“

違っていた。クローズドターンの向きが違っていたらしい。
どうやらかなり飛燕混じりの鎌鼬になっていた。
右足前フロントクロス、右足前のオープンクロス2回、そして順足の、右脚先行のバッククロス、
一瞬パイロンから目が離れる向きのクローズドターン。

“ちゃんと伝わって無いのかな。“、とベルさんが言っていたが、
ごめんなさい、多分俺が自己流に、こんな感じだったっけ?と思ってやってたからだ。

良かった。考案した人に修正してもらえた。ラッキー。

パイロンが見えなくなる頃、撤収。
ベルリンご夫妻と共に、案内してもらって西浦和駅までシティランして、帰る。

出掛けるのが遅れて失敗したかなと思っていたのだけど、今日行って良かった。
ベルさん、リンさん、お返りなさい、です。


030503
カマキリ公園は、、
思っていた程の人出ではなかった。
もっともゴチャゴチャとたくさんの家族連れが、
楽しんでいるのは確かなんだけど。普段の休日程度。
特別GWである印象は受けない。

後で滑べってる時に気づいたのだが、
それでもGWのせいか、普段は見掛けない種類の人達、
大学生ぐらいの若い集団、
男女の数が同数ぐらいのグループが管理橋を越えて散歩して居たり、
公園でいるにはあまりに小洒落た格好した女性二人組みがいたりした。

道満の常連の方々は昨日も滑べっていた人が多いらしい。
レギュラー全員が揃っているわけではなかった。
それでもはむしんさんを始め、たくさんの人達が揃っていたのは確かだ。

昼近くに到着した俺だったが、何人か見慣れない顔があった。
一団となっていたのは光が丘公園の方たちだと、はむしんさんに聞いた。
5輪を履いている方がやすやすと飛燕を決めていたが、
その方が相馬パパと言う方だと聞いた。
”光が丘はまとまって移動することが多いんだよ。”

そして新顔の方も多数。
15歳で町田に住むと言う少年と、二家族、
そして普段は上尾で滑べってる人。

俺自身は新ブーツ。ST-80。
ダンナさんに聞かれ、答えて呆れられる。
”5万円くらいかかってるじゃん。”
”スキーに比べれば安いですよ。”
照れながら言う。
”そうだね、稼働日数も多いしね。”

当たり出しをしたにも関わらず、
そして1センチ大きなインラインにしたにも関わらず、
やはり足の”あたり”はあった。

普通にアップして、一しきり基礎連して、少し休んでいたら、
道満名物、シンクロの時間帯になった。
この、”少し普通に滑べるのも疲れたから、
なんか楽しいことでもやろう”と言う時間帯。
女性陣が見事なシンクロをやって、その後男性陣の番に。
お声がかかる。
せっかくなので、参加させていただく。
シンクロ不知火。
一つ目か二つ目でいきなりこける。
他の人はスムーズに続けていった。

やはりまだまだ技術が足りないな。
シンクロやってみると、自分の技術が足りない、と言うことが良く判る。
他の人のリズムに付いていける程足が動かないのだ。
でも楽しかった。
いつの日かきちんとできるように。

パイロンが空いていたので、75センチを少しやってみる。
普通のクレージー、と言うのも何だったので、
”四角い不知火”と呼ばれていた、
フロントのストロール二回、
バックストロール二回の繰り返しをやってみる。
バックからフロントへの切り返しのところで、
前に進めなくて苦労していたら、ダンナさんがアドバイスしてくれた。
”基本的にはワンフットのアウトで、
バックで回るところはほとんど半円を描くように。”
そう言ってダンナさんが実演してくれた、
バックからフロントへの切り返しは、
バックのワンフットで270度近い半円を描いて、前へ切り返していた。
”完全に回り切ってしまえば、楽に前に進めるから。”

”クレージーサンは難しいよ。”
これってクレージーサンだったんですか!
名前をちゃんと覚えていなかった。
それでもダンナさんのおかげで、少しコツがわかった気がする。

しばらくやってなかったオープン練習を離れたパイロン列で、
一人でやっていたら、すーGさんがやってきた。
できない右前足前のオープンで体が倒れ過ぎだと、教えて貰う。
”もっと上体を起こして。
後ね、オープンのコツは骨盤を開くことなんだよ。俯せに寝てごらん”
そう言われてアスファルトの上に寝転がる。
足をオープンの形にして、その姿勢で股間節を開いて行く柔軟を教わる。
確かに股間節の開きが足りず、
股間がそのままの姿勢ではアスファルトに付かない。
ちょっと一目には格好わるい体制ではあるが、この柔軟、続けていきたい。
オープンができるようになるなら、人目なんか気にしていられない。

夕方頃、チエ蔵さんが最後の一周と言って、周回して来て、
”この時間帯は周回に向いてるね。涼しいし、
カマキリ公園付近も誰もいないよ。”
GW後半の初日、
まだ日は出ているが、人気は無くなったらしい。
まだ休みはある。
そんな感じで、普段よりは若干早目にあがった。



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