Asahi Super-Takumar 55mm f1.8 その1

131214_014

旭工学工業(現ペンタックス)の1957年発売カメラ、アサヒペンタックスの標準レンズ。
オールドレンズの典型。
オールドレンズの中古価格が少しづつ上がってきている中、未だに値段もそう変動せずどこにでも流通している。
そして良く写る。

手元には実は3個ある。
1個はこれ。秋葉原ニッシンカメラジャンク館で2,000円だった。
ホコリだらけだったのを清掃して使っている。
レンズ中央に突き傷があり、指標は無限がずれている。
1個買って使い始め、これは予備を買っておかなくては、ともう1個を衝動買いした。
秋葉原Graceにて、1,000円。
これは無限遠が出ていなかった。
そしてもう一つは実家からカビだらけのものをアサヒペンタックスと合わせて持ってきた。
父が使っていたもの、そして自分が20数年前に初めて写真を撮ったもの。
写真を撮ることの自分の原点がこのレンズだったことを、改めて思い出させられた。

逆光ではゴーストが出る。
レンズそのものは若干黄変している。
ところどころカビ後もある。
それでもヘリコイドはスムーズであるし、絞りもカリカリと動いて、良く写る。

ただ撮った写真が妙に昭和っぽい雰囲気が出る。
レンズの黄変に由来するのだとは思うけど。

絞り毎の描写の違いは下記
α7(alpha7)
絞り優先オート、AWB、ISO Auto
JPEG撮って出し
絞りf1.8、f2.8、f4、f8による違い。

ボケ味は綺麗。
しかし光点ボケは絞ると六角形状になって、カクカクする。
遠景で色味が変わってるのは色温度が変わってしまっているため。
絞ればシャープではある。

遠景の中心部を等倍切り出し。
f1.8
140118_033g

f2.8
140118_034g

f4
140118_035g

f8
140118_036g

ピントの山がつかみやすいと思っていたのだが、実際にはf1.8ではモヤっとしていた。
f2.8ではまだもやっと感があり、f4まで絞ると収まる。

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