正月、挨拶回り三日目は先の二日間より更に遠方を回って。
それなりに鍛えているつもりだが、足のあちこちに痛みを感じる。
赤坂見附近くで、やたらと上方の写真を撮っている人がいた。
それも何人も。
目線の先を見て、その先にあったのは写真の建物。
そんなに写真撮るほどのものか?と考えて。
赤坂プリンスホテルが解体中だったと言うニュースを思い出す。
外に埃を出さないよう、屋根付きのまま解体しているのだとか。
あれか!
外から見ればそういう建物としか見えないのだがあの上層の部分、中で解体が行われているのだろう。
なるほど、そりゃ写真撮るよな。
が、あるいは赤坂プリンスホテルと言うものへの憧憬のある人もいるのかも知れない。
個人的には。
まったく知らないところ。
なんだかバブルの臭いがする気がするが、正直、まったく知らない。
バブル臭って。
そもそもバブル期にはまだ高校生で、まあ、当時の田舎の高校生にバブルなど知る術もないし。
夏期講習で夏休みなど東京の駿台に来ていたのだが、バブルの雰囲気な場所とか知らなかったしな。
今。
知らないながら、あ、このオジサン、バブルっぽい臭い残してる、などと年輩の人達を眺めたりはしている。
ま、俺だって。
若い人からそういう目で見られているのだろう。
さて、俺の若い頃って何だったっけ?
正月挨拶回り最終日、終盤。
乗り換えの電車の中で、10数年前のことを考えていた。