電通のビル。
空が映り込んでる。
朝から秋風。
天気のせいか、3時前と言う時間のせいか、駅からの道のり、人が多く感じた。
どうにも、額にしわが寄るような話ばかり。
朝、取引先の社長さんが亡くなられたと話を受ける。
社長さんだから、担当が直接話すことなどほとんどなかったが、時々、会社におじゃました際、声をかけて貰った。
古い会社である。
業界の名物男であった。
社長であった人の死は、個人の死ではない。
いろいろな混乱も想像できる。
巻き込まれるよな、きっと。
秋晴れの空の下、額に深い皺が出来ていた。