遠くウクライナから届いた小包。
ヤフオクで購入したZenit Cが届いた。
Zenit Cとは旧ソ連時代のカメラ。
1955年の発売。
レンジファインダー・カメラ、Zorki-1に無理矢理ミラーをつけて一眼レフにしてしまったカメラ。
そういえば初代Nikon Fはやはりレンジファインダー・カメラ、Nikon Sを元にしたのだっけ。
もっともNikonはレンジファインダーを真ん中から二つに割って再設計したはずだが、こちらは無理矢理。
レンズマウントもライカLマウントと同じ、ネジ混み式のM39マウント。
M42ではない。
ただしステップアップリングを入れれば、M42マウントでフランジバックは合うのだとか。
そのうち試してみよう。
ミラーは自動では復帰しない。
シャッターを切ればファインダーは真っ暗。
シャッター・チャージすれば復帰する。
ミラーに糸が着いていて、中で小さなワッシャーが回って糸がミラーを引っ張っていた。
なんとプリミティブな。
フィルム室はバルナック・ライカと同じく、スプールを落とし込まなくてはいけない。
シャッタースピードは1/500まである。
充分だ。
小さい一眼レフが欲しかった。
TTL測光もないし、レンズはf3.5だし。
でも、一眼レフなのである。
軽快さではレンジファインダーなんだけど、寄ってピント追い込もうと思ったら、やはり一眼レフは良いよね。
さて、試写しなくては。
Industar-50 50mm f3.5はどんなだろう…
いや、まあ、手持ちの他のマウントのIndustar-50と変わらないのだろうけど。
その前にピカピカに磨いてやろう。
また一つ増えてしまった。