2016/10/18 日本経済新聞 電子版より
伊藤忠商事がアジアで展開する果物事業「ドール」で増産に乗り出す。約60億円を投じて栽培方法を改め、2020年までにバナナの生産能力を約6割拡大する。日本向けバナナの主産地でもあるフィリピンは干ばつ被害などで生産量が減少し、販売価格も上昇している。伊藤忠はドールの不採算事業を見直す一方、バナナの生産強化で日本などに安定供給できる体制を作る。
日本の流通しているバナナの90%はフィリピン産。
そのフィリピン産バナナが”新パナマ病”で壊滅しつつあると聞いたのは今年の5月のこと。
カビで木が腐り、薬等の対策も効かずにそのまま枯れてしまうのだとか。
どうなるだろうと思っていたのだが。
さすが、伊藤忠。
新パナマ病対策の薬剤が開発されたわけではないようだが、土壌のカビ由来なので、その対策を講じるのだろうか。
ちょっと注目していたのは、台湾バナナが代替に輸入されるのだろうと思っていたのだけど。
台湾バナナの日本での流通は1900年台から始まり、第2次大戦の頃、一次途絶えたけど、フィリピンバナナが流通し始める1970年代までは流通していた。
現在は2%のシェア。
写真は台湾で撮ったバナナの写真。
これ、流通するのか?とも思っていたのだけど。
食べておけばよかったな、台湾バナナ。
ま、またの機会に。