項羽と劉邦

読了。

今年の正月に実家に帰った際に、本棚に見つけた。
父が買ったものだったようだが、購入されたのは20年ほど前のようだ。

久しぶりの、司馬遼太郎。
竜馬がゆく、坂の上の雲は実家にあって、その昔、おそらく20年以上前に読んでいた。
高校生の頃か。

楽しかった。
もちろん、歴史を背景にしているので結末は知っている。

この何者でもない単なる流民であった人たちの中から劉邦が出てきて、一方に隆々とした項羽がいると言う、この構図はなんとも楽しい。
若い頃、右も左も判らずわーわーやってる物語の前半が一番楽しいのかもしれない。

項羽の死までの物語。
打ち合わされる剣とか鉾。
血生臭さ。
たくさんの食べ物と、英雄達と刹那に邂逅する女性達と。
ホコリっぽさと、大河と水田と。

いろんなイメージ。

面白かった。
さて、残念ながら司馬遼太郎は三国志を題材には小説を書いていない。

漢の次の時代も興味はあるけれど。
さすがに三国志演義は大変だな。

また機会があれば。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です