タイ北部の観光名所。
メーサイからミャンマーのタチレク市街観光して、ゴールデントライアングルを見る、大型バスのツアーがチェンライの街から出ているらしい。
自分が使うことはなかったのだが。
そしてそれらのバスツアーはほとんどチエンセーンの街に寄ることなくチェンライに戻っているようだった。
確かに、このゴールデントライアングル近傍で放り出されても困るかもしれない。
トゥクトゥクやソンテウなど移動手段は見かけなかった。
Grabとか使う手はあるだろうが、チエンセーン市街からは10km。
ちょっと大変だ。
市街からの道道はなんにもないし。
で、ゴールデントライアングル。
そうだ、と指摘されないとよく判らない。
対岸のラオスの方は、岸沿いにカジノがあるそうで、近代的な建物が遠目に見えていた。
ミャンマー側は草地。
川の合流する三叉地点ではあるのだが。
国籍を持たない原住民の人達が三国を行き来してちょっと商売しているのだとか。
高速ボートが川を遡って行った。
そう混雑するほど観光客もなく。
特に喫茶店とかもなく。
第二次世界大戦後、この近辺でアヘンが作られていた。
そのアヘンを財源とし、中国国民党残党から独立した軍人クン・サが軍を率いてミャンマー政府と渡り合った。
1996年まで軍を率いていたクン・サ。
政府へ投降後もミャンマーで財閥を形成して、亡くなったのは2007年。
最近の話じゃないか。
が、そんな話を調べたのは日本に帰って来てから。
眺めるメコン川は緩やかで、昼間の日差しはきつく。
何人かの観光客がゴールデントライアングルをバックにセルフィーを撮っていた。
昼飯を食べる前で、そう長い時間は滞在しなかった。