7回目のタイ旅行、二日目。
朝、7時に目が覚めてしまい、小一時間チェンライ市街をぶらぶらとする。
まだお店も開いてないと思いきや、たべものを売る屋台の多くは営業を始めていた。
漂っていた薫りに食欲が出て来た。
朝ごはんはホテルではなく、ホテル裏のレストランでタイラーメン、40バーツ。
豚の血を固めたものの入った、辛めのスープのラーメン。
40バーツ。
その後にカフェでのんびりホット・コーヒーを飲む。
いったんホテルに戻って準備して、チェンライのワットプラケオへ。
二回目。
改めて、派手さは無いが、美しい場所だと思う。
そしてガイドさんが到着したので、車でパヤオ湖へ。
概ね2時間のドライブ。
道すがら、美しき水田が垣間見えた。
まだ稲穂が見えないのは今年二回目が植え付けられて、まだそう長い時間経っていないのだろうか。
次の日、空港に行く途中で見えた水田には稲穂が見えていたので、土地により多少のタイミングのずれはあるのかもしれない。
今回の目的地の一つであったクワーンパヤオ湖。
さすがに遠かった。
が、来て良かった。
良くパンフレットにも使われている写真は岸辺近くにあり、こんなものかとも思ったのだけど。
開放感。
あいにく曇っていて、遠くは霞んでいたのだけど。
充分。
やはり水辺、それも大きな湖で岸辺の光景は良いものだ。
妙に岸近くの水面が揺れていると思ったら、餌をもらいに魚がやってきていた。
ここで餌付けされている。
すぐ近くで魚の餌を売っていた。
ここで魚に餌をやるのは観光的なものもそうだけど、動物へ施しを与えて徳を積む、タイ人の仏教感もあるようだ。
その餌屋さんでは、湖に離すための魚の稚魚も売っていて、お金を払うと稚魚とお経の書かれた紙を渡され
た。
その教句を唱えながら湖に放つらしい。
いろいろあるものだ。
クワーンパヤオ湖のモニュメントがある岸に向かって、道路挟んで反対側にはガムムアン王の像。
13世紀、1258年にパヤオ王国の王位についた王。
その治世ではパヤオ王国は隆盛を誇ったのだとか。
しかしその後、1336年にはチェンマイのラーンナー王国がパヤオを併合している。
次に移動したのは、パヤオ湖内の島に渡る船着き場。
ここで船が戻って来るまでしばらく待った。
どうやら二隻の手漕ぎ船でお客を運んでいるようだった。
湖の中の島、そこにあるお寺、ワット・ティローカ・アーラーム。
その昔に創られて何年か湖底に沈んだ。
その後再建されたのが今の寺院。
建屋もなく、お寺と言う雰囲気はなかった。
島の方のもともとの船着き場は嵐か何かだろうか、半壊したままになっていて、仮設の船着き場だった。
直せば良いのに、とも思うがここも観光地として行政がサポートしているわけではないのかもしれない。
資金不足で修理出来ないのだろうか。
手漕ぎ船の船頭さんは観光ガイドも兼ねているようで、島に渡るまでに島の由来などを語っていた、と思うのだけど、タイ語なので判らず。
島の上で、中央に据えられた仏像にお参りして何枚か写真撮って岸に戻った。
船着き場の道路反対側のレストランに入ってランチ。
魚メインで。
ナマズっぽい魚の炒めもの。
皮のほうがプルプル、身にはしっかりした旨味があり、美味しかった。
で、チャーンビール大瓶を飲んでしまい、その後、いい感じに酔っ払ってしまった。
ランチに、水辺を眺めながらビール。
これ。
ランチ後には島から見えた大きな金色のパゴダのあるお寺へ。
近寄って見たらそう大したものではないとも思ったけど、それはなんか豪華なパゴダを見慣れてしまったため。
そして旅行ガイドにもある有名なお寺、ワットシーコームカムへ改めて。
こちらは大きな仏像もあり、やはり良かった。
面白かったのは境内の端に作られた彫像群。
半面が天国、半面が地獄を模して作られているようだが、地獄側の彫像のクオリティが微妙に低かった。
その割にグロく作られていたのだけど。
これのハイクオリティなものをチェンライの白い寺、ワットロンクンで見てはいたのだが、おそらく元の発想は同じなのだろうな。
天国と地獄の発想の、その昇華の先がワットロンクンなのだろう。
パヤオ湖周辺の観光を終えて、チェンライへ戻る。
途中、無理言って車を止めて貰い、水田の写真を撮った。
欲を言えばもう少し良い光景を探したかったところだが。
いつか自転車借りて、この辺の水田風景を写真撮りたいと思うのだけど。
なかなか大変だな。
チェンライに戻り、夕飯は時計台近くのレストランで。
今回はナイトマーケットには行かず。
その後はもう少しナイトマーケットを散策して、一日を終えた。