9回目のタイ旅行6日目午前中。
ホテルをチェックアウトして、コインロッカーに荷物を預けて。
コインロッカーが指紋認証に変わっていて驚く。
ワット パークナム パーシーチャルーンへ。
地下鉄MRT Bang Phai駅を出て、Googleマップ頼りに歩いて10分。
なんか凄い狭いところも抜けたが。
最近、メジャーになりつつあるところ。

たどり着けば、ずいぶん大きなお寺だった。
仏塔内の5階に、緑色の仏塔が置かれていて、綺麗というか神秘的。

基本的に日本人は無宗教だと言う。
僕自身仏教徒ながら基本的には固定した宗教観がない。

と思っていたのだけど。
基本が違う。
日本人は基本的に、八百万の神々を信じるのだ。
仏陀も天照大神も、自然神とされる妖怪や精霊、そしてキリスト教すらも。
だから仏像や他の神々の像を目にした時、手を合わせお祈りするのに抵抗感がない。
それらを全て、自身らの信仰の対象に取り込んでる。
タイに来てお寺ばかり見ていたけど。
日本の歴史を考えれば、今の仏教がなぜ日本人の生活と空間を別にしているのか考えさせられる。
戦国時代、武士の政権が成立していく中で大きなお寺は対抗勢力になっていた。
お寺の勢力を削ぐ中で、仏教は日常生活から切り離されたのだろう。
タイでは日本の戦国時代より以前から仏教を王政が取り込んでいた。
お寺は人々の生活に開かれ、文化経済の中心となっていた。
そんなことを考えつつ。
手を合わせ3回拝礼して、さてさて自分はどうなのよ、などと考えつつ。