ブリス、たどり着く世界

映画、ブリスたどり着く世界、視聴。

感想、微妙。

以下ネタバレ。
事務所で働く男性がうっかり上司を殺してしまって、慌てて逃げ出した先で出会った浮浪者風の女性に促され、共に行動するようになる。
女性は超常的な力を使って破壊的な行為を行うが、男性も女性からもらった薬を飲むことで同じ能力を使えるようになる。
しばらく浮浪者として享楽的な生活を過ごしていたが、女性に自分の夢で見る風景を描いた絵を見せる。
その風景は現実のものだと女性に言われて、女性と共に薬を飲むことでバーチャルリアリティの世界から抜け出した。
女性は研究者としてバーチャルリアリティのシステムを作り出した人。
男性はそのパートナーだった。
しかし男性は現実世界の記憶を失っており、知らない世界として現実世界を楽しむ。
現実世界はベーシックインカムが普及した世界で人々は働かず生活を楽しんでいた。技術も発展していたが、日常生活にストレスを感じている人も多かった。
女性はあえて不自由な昔の世界を体験することで、現実世界のストレスを解消することを想定して仮想世界を開発中だった。
学会で仮想世界とその効果を発表し、女性は称賛を受ける。
仮想世界ではデータとして作られた男性の娘が男性を探していた。
男性の娘は現実世界にもアクセスし、男性の前に姿を現す。
仮想世界が現実世界へ干渉してきていることに懸念を描いた女性は男性と共に再び仮想世界に戻るが、仮想世界では犯罪者として女性達は警察に追われる身となっていた。
現実世界の記憶が戻らなかった男性は、実際には存在しないデータの娘に父親として愛情を感じていた。
警察から逃れるため、再び現実世界に戻ろうとするが、男性は仮想世界にとどまることを選択し、女性の手で警察から逃れる。
女性は単独で現実世界へ帰還し、男性は娘との生活を再開した。

前半は世界の設定が分からないため、何度か観るのを止めようかと思った。
設定の開示された後半はなるほどとも思いつつ。
娘が存在する仮想世界で生き続ける事のほうが幸せ、と言うのは理解できるけど、なんとも微妙な後味の映画だった。

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