それも違う気がする

iSeePet
たしかに、ペットがいるから旅行できない、
とか言うような飼主には向いているんだろうな。
何だかなぁ。
それなら犬、に限らずペットとか飼わなければ良いじゃん。
エサさえ与えておけば死ぬことは無い。
何かあったとしても、
出先でパソコンさえあれば姿が見れるから、安心。
それならアイボでも飼ってれば良いのに。
自分の都合の良いときだけ電源が入れられるだろう。
人間が仮に独房に入っていたとしても、
食事のときには、人間が食事を運んでくれるだろうに。
ペットだって、食事だけで生きているわけじゃない、
人と、飼主と触れ合って、それが幸せなんじゃないか。
ペットに生活を合わせなくて済む。
それならペット飼うなよ。
もし仮に、
どこにも動くことは出来ないんだけど、食事だけはどこからか出て来る、
そんな暮らしを強いられたとしたら。
人間は不孝だ、と書こうと思いつつ、ふと思いあたる。
“引きこもり“の人にとってはそれが幸せなんだろうか。
対人恐怖症の人とか。
あー。

新人採用するらしい(未確認)

営業部に行った先輩が実験しに来ていたので、いろいろ話す。
中途採用と来年の採用の話を聞いた。
中途採用の方は部長さんの机の上に置いてあった履歴書を見た。
一人は30歳。
大学院修士課程卒業後、文部省関係の共同研究テーマに数年、
それが終った後、産学協同プロジェクトに応募して数年。
任期切れでリクナビに登録して、
で、うちが見つけたらしい。
もう一人は30半ば。
こちらも大学院卒業だが、普通に就職して働いていたらしい。
先輩の話によると、どうやらうちに来るのは30歳のキャリア君らしい。
その二人を見て、どうしてキャリア君を選ぶんだか、
ちょっと部長さんの判断を疑うんだが。
うちの今の仕事なら、どう考えても30半ば君の方が“使える“んだが。
多少泥くさいことが出来る人間の方が良い。
キャリア君の履歴書を見ると、得意研究分野が、高分子、それも分析系らしい。
うわぁぁ、うちの会社で分析なんてHPLC、GCしか使わないじゃん。
高性能なNMRの分析技術。
そんなNMR、無いよ。
キャリア君、早まったな。
って言うか、それ面倒見るの、俺かな?
俺しかいないよ。
厭ですよ。
なんて先輩と話していた。
本気で俺だったら、厭だ。
アカデミアで御座います、なんて。
行きなりドラム押させたら、3日で来なくなったりして。
しかもそれ、イジメじゃないし。
ウー、年内には来るんだろうか。
11月中には、俺のプラントでの仕込みが控えている。
また10kgのEL材料の製造。
そんな神経使ってるときに、新人君の面倒は厭だぞ。
更に来年の新卒は女の子だと言う。
部長さん、それは労働基準法対策ですか?
たしかにうちの会社の新卒女子の採用はほとんど、
全くと言って良い程、無い。
だって、基本的にガテン系だし。
だって残業当たり前だし。
その考えもおかしいが。
だって、合成がスケールアップすれば工場に持って行くし。
そうなれば、自然、重いドラム動かしたり、それなりに体力勝負だし。
でも。
最近、原料運んで来るトラックの運転手の人が、女性であることも珍しくない。
運んで来て、フォークで積み卸して行く。
そう考えれば。
後もう一つは。
多少作業効率落ちるだろうな、って。
若手連中のほとんどは未婚。彼女のいないやつも多い。
そう言う連中が、ざわめくんだろうな、
あ、俺もか。
やれやれ。
何か面倒臭いなぁ。
もっとも最近、会社で余り笑ってない俺。
新人でも来れば、それなりに笑えるかな。

ダメだろう

ワクチン効かない猛毒ウイルス、米で開発
やっちゃダメだろう。
専門外なので上気の記事を読んでの判断なのだけど。
相手が持っちゃまずいから、
うちで先ず作って、それの対策を考えます。
かつて同じ理由で原子爆弾を作ったのはどこの国だったっけ?
って言うか、やるなよ。
仕事だから?
学術的興味?
単なる自分の好奇心?
悪魔に魂を売った、
なんて表現されることもあるけど、
果たしてやった本人はそれがまずいことだと自覚しているのだろうか。
してないだろうな。
えらい、俺、凄い、俺、なんて思ってるんだろうな。
かつて火星人が地球を襲ったとき、
彼らが敗北した原因は地球上どこにでもある風邪のウィルスによる物だった。
未知のウィルス。
産み出したのは、人間。
出来るかどうか、挑戦してみました。
なんて。
研究する力があるものは、
同時に自分の行動が何を産み出すか、考えなくちゃダメだ。
アインシュタインは、自分の助言が原子爆弾を産み出したことを自覚し、
戦後反戦活動を行なった。
問題が起こってから、反省しました。
でも、その反省を聞いてくれる人はもういません、なんて。
一昔前のSFじゃあるまいし。
存在しなければ使われることもない。
そんな仕事をやってしまった彼が、いつの日か後悔しないことを。