親知らず二本目

親知らず、二本目を抜く。
反対側、右側。
さっき抜いてから、まだ痛みは出ていない。
痛み止めの薬は、前回のが残っているので、
今回は新規には買わなくて良いとは医者さんに言われた。
もう少し、多分1時間もしないうちに痛みが出るんだろうな。
もう、瞬間的に襲って来る。
ヤバいな、少し我慢するか、とか考える間も無く。
いや、我慢しなくても良いんだけど。
で、薬を飲む。
恐ろしいことにこの薬、飲んで数分、
いや、それ以下で痛みが引く。
恐いよー。
いったいどんな作用機構になってるんだか。
薬とか、嫌いである。
風邪薬もまず飲まない。
頭痛もかなり我慢する。
有機化学屋として、
世の中に存在しない多くの化学薬品を合成している。
どうやって薬が作られるのかもしっている。
にもかかわらず、
実際こうやって効き目のある薬を飲むと、
薬って凄いよな、恐いよなと思うのである。
出来るならば、一生飲まずに生きたい。
とか、とか、考えて行くと。
結論として、実家に帰って親父と共に、
畑を耕して生きると言うのが、
本来あるべき姿なのかも知れない。