朝起きたら雨。
今日は闇練出来ないなー、と準備せずに会社に行く。
天気予報の嘘つきめ。
朝の予報は晴れになっていた。
などと思っていたら、
午前中で、向こうの空は晴れていた。
昼過ぎ。
雨が止んで、見事に晴れる。
雲はちぎれ、太陽が顔を出す。
実験室に向かう途中、
地面に一面の水溜り。
空の青さが、足元の水溜りに写りこんで、
視界一面青。
はっとして、思わず足を止めた。
梅雨はうっとうしい。
雨はいやだ。
でも、雨上がりってのはいいもんだ。
月別アーカイブ: 2004年6月
昨日の反応
一晩加熱したのに全然反応行って無し。
昨日仕込んだ二つとも。
一つは温度が足りないらしい。
もう一つは酸触媒が弱い、
そして温度が足りない。
温度が足りない方は仕込み直しって言うか、
もう本仕込み。
スケールアップしないと、系中からの脱水が出来ない。
それに失敗してもリカバリー効くしね。
また工場から原料貰って来て、仕込み直せば良いさ、
って開き直りも有る。
もう一つは頭抱える。
この条件で反応が行かない?
原料原価ギリギリなのに。
もうちょっと反応温度稼ぐには、
もうちょっと高価な溶媒使わなきゃいけない。
もうね、腕の見せ所、無いよ。
因にどちらもアルキル化だったりする。
地味だ。
なんかこう、もうちょっと、なんて言うか。
カップリング、カップリング、分子量二倍でどーん、
みたいな。
そんな反応有りませんか?
そう言う仕事。
クローズクロススピン
全然回れるようにならない。
なんかガキって回し込んだ足でロックしちゃってる。
頭で判ってるとは言え、モノにするには体動かさなきゃダメ、
ってのも判ってるんだけど。
そのロック状態の足を見てみると、
クローズドクロスな足になってない。
多分もうちょっと。
回してる足の方に体重掛けすぎてる、
だろうとは思うのだが。
このへん調整していく。
トータルクロス。
見る人が見れば、
判る人が見れば、
トゥを立てに行ってる。
まー、多分この先、
“見て判る人“達を相手にしていかなきゃいけないんだから。
もっと“美しく“しなくちゃ。
出来れば膝下だけのクロスで。
それがなんかカッチリしてる気がする。
ボルテ、トータルクロス、ネコターンから背面ターン、クローズクロススピン。
今週中に何とかしてみたい、
そもそもクローズクロススピンがどうにかならないよ。
ネコターンから背面ターン。
そんなに難しくないような気がするんだけど、
ちょっと違和感。
何だろう?スタンスが広い?
全部同一方向の回転。でも連続すれば。
連続すれば、目回るんじゃん?
そうかも。
でもスパッ、スパッとやればカッコいいんだろうな。
連続と言えば、連続メガボルテ。
動きは判った。
あと安定性。
なれれば何とかなりそう。
仕事5時上がりの今日。
やたらと眠かった。
昨日の暑さで全然寝れなくて、
結局エアコン付けて何とか寝れた。
月末調整で残業しなかったので、
さくさく上がって、まだ日のあるうちから滑べってた。
イヤー、残業しないと、
自分の時間がいっぱい有って嬉しい。
まー、その分手取りが減るんだけど。
お金と時間。
最近大切なのは時間だ、と思うようになった。
元ネタは教えない
”知りたいか。ならば、勝負の二文字を持って教えてやろう。”
”望むところだ。ファイト!レディー!ゴー!”
一度言ってみたい。
って言うか、
単 純 すぎませんか?
ああ、そこ突っこむのはヤボなのか。
もうただただ、一度人生でこういう台詞を吐いてみたい。
腹の底から。
”師匠!”
”このバカ弟子が!”
やべ。泣いちった。
オイルとグリスに関して
ベアリングの潤滑剤に関して、雑記。
オイルとグリスの区別は、
厳密に言えば化学構造が違うんだけど、
粘性の高いドロッとしたものをグリス、
さらっとしたものをオイルと区別しているようだ。
因に原義の”グリス”は、
グリセロールの脂肪酸エステルを差しているんじゃないかと思う。
そう、
”健康エコナ”=トリアセチルグリセロールは、
グリスである。
これって、
マヨネーズとかマーガリンとかいろいろ入ってるらしい。
話がずれた。
ベアリングの洗浄中に、
やたらとベアリングを回るのを体験したことがある人は多い。
ベアリングの潤滑剤に関して、
高速で回る、
とは、
ベアリングの外壁とボールの金属間の摩擦抵抗が、
潤滑剤により低減され、より少い力で回る、と言うことである。
この高速回転のためには、潤滑剤自体の運動性が高い、
つまり粘度が低い、
さらさらしていればいる程、
良く回ることとなる。
さらさらしているオイルとは、
低分子量な物であることが多い。
したがって、石油製品のうち、低分子量な成分、
ガソリンとか灯油とかは非常に粘性が低く、
潤滑剤としては高性能である、
ように思える。
しかしこれらの低分子量成分は、非常に低沸点である。
C6H14で表されるもので、70℃くらい、
C8H18で表されるもので、90℃から百℃くらい、
だったか。
このぐらいの低沸点な物は、
ベアリングが回転による摩擦で熱を持って来た場合、
気化してしまう。
結果としてベアリング内部のオイル分が無くなり、
ベアリングが摩擦によって音がし始めたり、
抵抗が増えて重く感じるようになる。
このため、単純なオイルではベアリングに用いられるものは、
比較的高沸点な、
高分子量で、
そのため粘性の高いものが用いられている。
単純な石油製品では、高分子量とは、分子の長さが長いことであり、
このため粘性が上がる。
それに対し、分子の長さを短くし、
一個の分子の重さを増やすと言う発想が出来る。
一つはCxFyHzで表される、分子中にフッ素を含む分子である。
“フルオロ〜“と呼ばれる事の多いこれらのオイルは、
単純石油製品の水素原子を、より重いフッ素原子に置換したものである。
これらフッ化物は低分子量で、低粘性を維持しながら、高沸点であるため、
潤滑剤として有利である、
ようである。
ただ、CFの化学結合が非常に強固であること、
また、仮に生体に入ったとしても、生体内で分解されないで、
そのままの形で維持されて仕舞う。
確か燃えにくかったような気もするが、
忘れた。
もう一つ、高分子量化の方法として、
主鎖である炭素Cを、
ケイ素Siとしたオイルが有る。
“シリコン〜“と呼ばれるこれらのオイルは、
“フルオロ〜“と同様の理由で、
低粘性でも高沸点である。
“フルオロ〜“と比べると、多分化学的には弱い。
熱には強かったような。
180℃とか250℃とか、
普通に持っていたような気がする。
化学的には安定に。
もちろん沸騰しちゃったけど。
酸には強く、アルカリには弱い。
燃焼、つまりベアリング中で空気により酸化された場合、
SiO2となる。
えーと、ガラスや土の主成分と一緒。
このためシリコンオイル分解物は固体で、
多分空気中の水分とかで凝集して、ネバッとなる、ような気がする。
生体系での分解はされない。
多分自然酸化か、自然の塩基で分解されれば土に帰る、かな。
と、言うわけで、結論。
一番良く回るベアリングの潤滑剤とは、
5分に1回、灯油やガソリンを補充しているベアリングである。
とか書いて、
本気にして、
短距離用なら良いか、
とかいって灯油を潤滑剤にしている人がいたら怖いな。
多分、自然発火します。
燃えよベアリング、吼えろウィール!