橋の袂にも風船キャンドル。
きっと中のろうそくに灯が点れば優しい橙色に染まるのだろう。
だがこの寒空に、いきなり足下に現れた白いオブジェはあまりにも違和感があり過ぎる。

クリスマス気分は無理矢理追い払った年末進行モードな週明け。
そもそもクリスマス気分など味わってないけど。
12月最後の週。
先週までのスケジュールを再確認して、まだ年末挨拶の終わってなかったことを思い出す、数件。
慌てて電話し、日本橋を急ぐ。
ふと目に入る、白いもの。
なにやら高尚な芸術かと思えばそうではなかった。
風船キャンドル。
白い球状の外装の中に、ろうそく。
一口500円で外装の白い球面に願いを書くらしい。
どうも、生理的にダメだな。
中にろうそくを持つ白い外装から連想するのはお盆や鐘楼流し。
微妙にタブーな印象が拭えなかった。

余りに暇だったので、ブーツを煮てみた。
ムシャクシャしてやった。
やったことに反省はしていない。
注)撮影に用いたブーツはこの後、スタッフが美味しく頂きました。