腕時計

腕時計の電池が切れていたのに気づいたのは、
朝、バスを待っていた時のこと。
帰り。
某ジャスコに寄る.
3階の時計屋さんで電池を交換してもらう。
金1500円なり。
高いなぁ。
店選べばもっと安くあがったんじゃなかったのかな、
とも思った。
取り替えまで15分ほどかかりますといわれ,
ちょっと店を見て回って、
戻って来て、清算して、保証書をもらう。
保証書?
電池が3年以内に切れたらこれで…
電池3年も持つの?
そういえばこの腕時計を買ったのは3年位前の事か。
腕時計を着けるようになったのは、
確か高校入学時のこと。
入学祝いに叔父さんから買ってもらったんだと思う.
その時計は結構高価で、
高価?たぶん、1万6千円位の奴。
なかなかいいものだった。
アナログ、数字が見やすい奴、秒針付き。
当時から腕時計を選ぶ基準は変わっていない。
その腕時計を、大学の研究室の夏合宿で無くした。
飲み会の翌朝、起きたら無かった。
電車での通学生活。
朝、待ち時間を確認し、
到着時間を確認する習慣が身についていた。
無くしてからしばらくは,腕時計無しでも生活していた。
が、実験で時間を計る必要が出てきて、
壁掛時計をいちいち振り向いて確認する面倒臭さから、
たまたま別の目的で秋葉原をうろついていた時、
多分中古のゲーム屋さんかなんかを覗いていたんだろうと思う。
路地裏にあるワゴンひとつの時計屋さん。
そこで1000円位の、多分、980円、
ベルトとかむちゃくちゃプラスティックなやつを買った。
その後しばらくはそんな腕時計ばっかり。
スーツ着ると妙に浮く。
でもそう言うのが好きだったんだけど。
何よりも、値段が安いから。
なにしろ電池交換する位なら、
新しい時計買っちゃうほうが安かった。
文字盤とかのデザインは、あんまり変わらなかったけど。
やっぱり見やすい文字で、秒針付き。
でも、外側は半透明の青いプラスティック、見たいな。
今の腕時計を買ったのは、そういうのにも飽きて来た頃。
ちょうどELをやっていたころで、
文字盤が無機ELで光るのを買った。
確か、1980円。
やっぱりアナログ。
今日、時計の電池交換を待つ間。
スポーツショップ。
レジ前に積み上げられていた、デジタルの腕時計。
ストップウォッチ付き。
999円。
思わず購入してしまった。
ぼちぼち、時間を計りたいと思うようになった。
フリースタイルスラロームの練習。
パイロンを数回抜ける。
ルーチンを通す。
ただそれだけでは、いけないような気がしてきた。
まぁ。みんなが時間計って滑べるようになって、
そのトレーニングを真似したいってのが、一番の本音なのだが。
一定時間の滑べり。
インターバルとったり、スピードアップ図ったり。
もうスポーツだな。
でもなんか、使うのが楽しみだったりして。
生まれて初めてのデジタル時計を手にし、
再び動き出したもともとのアナログ時計を左手にはめる。
これからどんな時を刻んで行くことやら。