客先を出て、軽い頭痛を覚える。
寝不足だな。
いつものことだが。
長い一週間だった気がする。
今週は仕事はこれで終わり。
さて、週末だ。
田町
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客先を出て、軽い頭痛を覚える。
寝不足だな。
いつものことだが。
長い一週間だった気がする。
今週は仕事はこれで終わり。
さて、週末だ。
朝。
いつもより混雑していた出勤時。
ドアが開いてわらわらと人が入ってくる。
先に吊革を掴んだ女性。
後から入ってきた女性が寄りかかるような立ち位置であったのが、気に入らなかったのか、ちらちら目線を向けて肘で相手の体を押していた。
さらに電車の揺れたタイミングで体ごと相手を押しやっていた。
女性同士、遠慮ないね。
その後、彼女の周囲は確かに空間が開いたのだが、全体とすれば、いや俺の立っていた周辺は明らかに密集度が上がった。
会社に出勤して、客先に向かおうと神田を歩いていた。
初老の、スーツ着てネクタイ締めた、そう、身なりの良いおじさんが歩いていた。
若い女性が、メールでも打っているのだろうか、携帯を目の前に持って歩いていた。
先の男性が、すれ違うとき、わざわざ肩を張って、女性に肩をぶつけていた。
ぶつけた直後、彼の目にやってやった、という自覚に満ちた輝きがあった。
あーあ。
なんか見なくてもいいものを見ちゃってるな、今日。
誰か優しさをくれない?