とぼとぼ歩きながら、秋の夕暮れ。
ふと沿道の花屋さんの明かりに目が止まった。
先週木曜日、急に連絡貰って約束した月曜日の夕方5時からのアポイントは、やはりそれなりにインパクトのある話だった。
いや、中身は変わらないよ。
製品の販売は続く。
そう俺の役割は変わらない。
変わるのは客先の事情と納入先くらい。
が、これって時代の転移点の一つなんだな、とかとか考えたり。
あー。
向こう、部長さんが初めて出て来た。
急な話でこちらは俺一人。
あぁ。
引っ張って来れば良かったな、上司。
社内の会議の日だから止めたのだけど。
やれやれ。
明日から初めなきゃなー。
と暗くなった道をとぼとぼ歩いていたら、花屋さんの灯り。
いや、ちょっとグッと来たのだけど。
ごめんなさい、花は買いませんでした。
これから帰り道、飯食って家に帰るので。
こんな時。
花を贈るような相手もいないのは、なんだかなー。
客先を出て
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