ついこの間までは残暑。
間を置くこと無く初冠雪のニュース。
あぁ、季節が流れる。
雪、か。
俺だってピクッとなるんだから、
もうすっかり我慢できなくなっちゃってる人、多いんだろうな。
思わず体動かしたくなっちゃって、
なんとなく聞いたことのあるインラインスケート買って、とか。
いや、さすがにまだ早いか。
それでも一度ピクッてなったものは、脈々と大きくなって。
あー、でも、俺のスタートは、例年は年明け。
正月休み、かな。いつもなら。
今年はどうなることやら。
去年のスキー仲間で、今独身なのは俺ともう二人。
今年はどうなることやら。
上越国際スキー場。
チャンピオンコース。
下の斜面は見えない。
三連休、最終日、体には疲れが出ている。
リフトが動きだして、まだ二本目くらいだったと思う。
いきなり、チャンピオンコース。
先に村山が行って、あっと言う間に見えなくなった。次に見えたときにはもう中盤。
速っ。
置いてかれるなぁ、と思い、滑り出す。
昨日は何とか降りた。
途中エスケープしたけど。
が、体は動かなかった。
165センチ、イージーカーブの板。
もてあます。
たちまちこぶに乗り上げる。
何度かくり返す。
その何度目か。
左脚だけがスルスルと進んで、
ブチブチッと音が聞こえた。
そして激痛。
暫く動けなかった。
板を外し、リフトの下のこぶの無いところをずり落ちて、下まで行った。
今でも時々、関節が開くのを感じて、ヤバいヤバいと思う。
関節のすき間が開く感じ。
完治はしなかった。
そもそも医者にちゃんと行かなかったのだけど。
取りあえず歩くことは出来たので、そのまま家に帰り、翌日からは普通の生活。
当初こそびっこを引いていたものの、たいしたこと無いと思っていた。
歩いている分、には。
サッカーを遊びでやろう、と言う話になった。
その年の5月くらい。
試合開始、キックオフ。
右ウィングから走り込んでパスを受けようとして、
左脚に体重がかかって。
再発。
その日のうちに医者に行った。
暫くは真面目に行っていたが、一ヶ月、毎日行ってるうちに、ふと、止めてしまった。
毎日行って電気治療。効果は判らなかったから。
ただ判ったことは、見事に痩せ細った左脚が、もう二度と何も出来ないって事だった。
その夏はずっとプールに通ったのを覚えている。
夕方、抜け出して2時間泳いで、戻って来て又続きを。
それでもぐらぐら感はおさまらなかった。
左手に荷物を持つと、そのまま左脚がクラッとなった。
次の冬、怖くてこぶ斜面には入れなかった。
一度はスキーを止めようと、本当に思っていた。
それから、
色々。
今、右脚と同じ太さになった左脚は、それでも疲れて来ると時々痛み出す。
それでも、それでも。
今年こそはあの斜面にリベンジしたい。
あー、早く雪降んないかな。
初冠雪か
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