4月11日FED2で浜松町その1

先日購入したFED-2の試し撮りを兼ねて、浜松町近辺で撮った写真。

レンズは前半はJupiter-8 50mm f2 銀鏡胴、後半はJupiter-3 50mm f1.5で。
どちらもデジタルでばかり使っていたが、距離計とピントは一致していた。
鏡胴の無限遠の狂い、そして本体や距離計の狂いは無いらしい。

これまでデジタルでだけ使ってきたJupiter-8であるが、発色の良さに驚く。
そしてJupiter-3の作るボケ味はデジタルでもフィルムでも良い効果を作れる。

しかしFED-2のシャッターチャージに何度か失敗した。
また巻き上げる前の状態、一度シャッター切った後で、シャッターボタンを押してしまうとちょっとシャッター幕が動く。
このため、撮影した先のコマに感光させてしまう事があり、真ん中右側にフレア状の白点がでていた。
このシャッターのミス、この個体だけなのだろうか。
理解していてもたまにやってしまい、フィルムの無駄遣いはしてしまっていた。

曇り空。
午後2時近くから。

FED-2
Jupiter-8 50mm f2
Lompgraphy color negative iso 100
Epson GT-X820 3200dpi
取り込み時の補正のみ

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4月11日FED-2買った

うっかりカメラ欲しい病を発症してしまう。
先日Zenza Bronica S2を買ったばかりだったのだが。

立ち寄った新宿、中古カメラ市場にてレンズ付きのFED-2を見た。
ついていたレンズはジャンク扱い、とされながら黒鏡胴のJupiter-8 50mm f2。
Jupiter-8 の黒モデルはずっと欲しかった。
そして魅惑のロシアン・カメラ、レンズ付きで7,000円。

その場でチェックさせてもらい、そのまま持ち帰り。
またカメラ増やしてしまった。

こちらによるとFED-2 d型である。
シリアルナンバーAO30572は1960年製造分らしい。
冒頭のAが1960年から使われるようになった。
参考Soviet and Russian Cameras – Fed-2

手に持つと、意外と軽い。
その割に作りは良い。細工は良い感じ。
しかし、シャッターチャージは時々失敗する。
巻上げノブを回して、止まるところでちょっと力入れないとシャッターチャージがされない。
そしてうっかりシャッターを押してしまうと、シャッターチャージの状態にかかわらず、シャッター幕がちょっと開く。
これはこの個体だけであろうか。
故障かどうかは判らないが、時々何も撮れてないコマを作り、既存のコマに光漏れを作ってしまっていた。

機械としての信頼感はそういう意味では微妙。
しかし、手に持った感触の良さは実に良い。

レンズは従来持っていたJupiter-8 50mm f2を着けた。
銀鏡胴のレンズが合うと思うのだが。

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フィルムをセットするのは後ろブタをごそっと外して行える。
スプールへフィルムの先端を差し込むのは、始めは意外と手間取った。

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ついていたレンズ、Jupiter-8 50mm f2黒鏡胴モデルの入手により、手持ちのLマウントレンズが4本になった。
左から
Industar-61 55mm f2.8、KMZ Jupiter-3 50mm f1.5、Jupiter-8 50mm f2 silver、Jupiter-8 50mm f2 black。

最初に手を出したオールドレンズが、Industar-61であった。
軽量で小型、安価、そして柔らかい写りの良さ。
デジタルで使ってきたこれらのレンズを、フィルム撮影に使えるようになるとは思ってもいなかった。

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4月11日Jupiter比較

先日衝動買いにより、Jupiter-8 50mm f2の黒鏡胴モデルを手に入れた。
レンズとしてはジャンク扱い品で、覗きこめばレンズが傷だらけではある。

150411_162_lenz

この黒Jupiter-8の入手により、手元には
Jupiter-3 50mm f1.5、Jupiter-8 50mm f2 銀鏡胴、Jupiter-8 50mm f2 銀鏡胴、Jupiter-8 50mm f2黒鏡胴、3本のJupiterが手元に来た。
いずれも傷だらけのホコリ混入あり、ジャンク相当品であるのだが、せっかくなので撮り比べてみた。

Jupter-3 50mm f1.5 絞り開放、遠距離
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Jupter-8 50mm f2 銀鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_172_J8silv

Jupter-8 50mm f2 黒鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_176J8blac

中央奥にピントを合わせているため、周辺部はピンぼけしている。
Jupiter-8は周辺部が流れることがあるのだが、今回は認められなかった。

中央周辺の等倍切り出し
Jupter-3 50mm f1.5 絞り開放、遠距離
150411_168_J3_cent

Jupter-8 50mm f2 銀鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_172_J8silv_cent

Jupter-8 50mm f2 黒鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_176J8blac_cent

左はじの切り出し
Jupter-3 50mm f1.5 絞り開放、遠距離
150411_168_J3_left

Jupter-8 50mm f2 銀鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_172_J8silv_left

Jupter-8 50mm f2 黒鏡胴 絞り開放、遠距離
150411_176J8blac_left

絞っていけばいずれも像がはっきりする。
製品として別物であったり、製造年代が違ったりするが、手持ちでは新たに入手したJupiter-8黒鏡胴のレンズがしゃっきりした写りではある。
というより、手持ちのJupiter-8 銀鏡胴モデルって、こんなにジャンクな写りだったのだな。
とはいえ、嫌いではないのだが。