ひき肉団子と根菜の煮込み

夕飯は買ってきたハンバーグのたねを使って、肉団子と根菜のうどんスープ煮。

夕方の大雨に、とても走りに行く気にはならず。
ダラダラ、水曜日。

ハンバーグタネは軽く表面を油で焼き目をつけて、下茹でしたゴボウ、ニンジンを入れて煮て。
味付けはヒガシマルのうどんスープにて。

うどんスープの小袋2つ。
味見して、味醂で少し甘みを追加した。

ニンジンが茹でられた頃にしいたけを加えて煮込んで。

良い味になった。

飲み物は八海山。
そして焼酎ハイボール。

満腹。

ハーモニー読了

ハーモニー (ハヤカワ文庫)、伊藤計劃の小説、読了。

伊藤計劃の前作、虐殺器官の同じ世界にて50年以上後の話。

SF。
サイエンス・フィクション。

虐殺器官は判る。
虐殺器官という突飛な設定はあるけど、判る。

ハーモニーの結末は想像を超えていた。

ちょっと内容のネタバレを見ていて、きっと人が肉体を離れてデジタル生命体になる、というありがちなエンディングだと思っていた。

以下、ネタバレ。
虐殺器官のエンディングでは、主人公によってばら撒かれた虐殺器官によって人々が殺し合い、世界が大破壊にみまわれるエンディングだった。

ハーモニーでは人が自我が個々の枠から外され、社会で意識が共有化されて。

とても今の常識からは分からない世界。

もちろん、前提として世界の情報が常時視界の中に提示されるようになっていて。
体内に導入されたマイクロマシンによって常に肉体の状態はモニターされて健康が維持され、社会保障の普及で差異はあれど食事と住居が提供されるようになった世界。

ただ、何も不快のない天国というのはきっと息苦しい世界なのではないかと。

不自由で不完全な今の世界で、幸せを探していることが結局幸せなのかもしれない。