収まらない物欲の結果。
Zorki-4が2つあるのは、ヤフオク・マジック(!?)
ヤフオクで買ったZorki-4が届いた。
落札価格+運賃で13,800円。
Zorki-4+元箱+速写ケースそしてJupiter-8 50mm f2付き。
高いか安いかで言えば、Jupiter-8 50mm f2が付いている分、安いか、な。
ま、その判断が物欲のブレーキをかけさせてくれないのだが。
lot. No. 5710xxxとあるため、1957年製。
シャッタースピードは最速1/1000である。
iso 400のフィルムを使おうと思っていたのだが、1/500のFED-2やZorki-2Cではちょっと絞りこまなくてはいけなくてこのZorki-4ならいけるだろうか。
手持ちのFED-2d、Zorki-2Cと並べて。
Zorki-2Cが一番横幅が小さい。
持った重さもやや軽く感じるのだが、持ち運び用にはZorki-2Cが向いているのかもしれない。
基線長はFED-2が一番長い。
Zorki-2Cは距離計と画角を見るのに別々のファインダーとなっている。
フィルムケースは後ろ蓋ごとごっそり外れる、FED式。
装填はしやすい。
撮影可能枠よりもフィルムが下の方を通るため、パーフォレーションまで感光する。
しかしスキャナーで取り込む分にはトリミングされるため、気にならなかった。
お試しの1本目のフィルムは、30枚を過ぎたところでコマ送りが上手くいかなくなり、コマがずれて重複してしまった。
シャッターチャージの不良はFED-2ではあったのだが、巻き上げ不良は起こらず。
ロシアカメラはフィルムの歩留まりが悪い。
結果的にはスプールが歪んでいて、巻き上げたフィルムが偏心してしまい巻き上げのギアに干渉してしまって、フィルムが空滑りしてしまうためだった。
先に1本使った際には問題なかったのだが。
スプールに微妙な歪みが出ていたのだが、手持ちのもうひとつのZorki-4と取り替えたらスムーズに巻き上げられた。
また感光部がパーフォレーションまでずれていたのも、スプールを交換したら、そう気にならなくなった。
さすがロシアンなカメラ、なかなかのアナログ感だ。
性能的にはZorki-2Cが落ち着いているのだが、如何せんファインダーの画角が50mmよりちょっと広い気がする。
もっとも、サイズ的にはZoriki-2Cのコンパクトさに叶うものはないのだが。
レンズ付きの購入により、Jupiter-8が3個になった。
しかしこの3個いずれも仕様が違うのが面白い。
レンズの見かけとしてはわずかに傷があるけれど、新たなJupiter-8はホントに美品。
やはり描写も違うのだろうか。
ピカピカしたレンズではあったけど、グリスが劣化したのか、絞りリングに引っ掛かりがあった。
分解してオイルを差し、ずれた絞り表示も直して使いやすくした。
ロシア・レンズは購入後に手直し必須だろうか。