日はまた昇る

読了。

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ヘミングウェイ、日はまた昇る

武器よ去らばに続いて、ヘミングウェイ。
読むのは20年ぶりの、二回目だろう。

武器よ去らばで描かれた、古き良き世界の雰囲気の中、退廃的な、いや未来に向かえない人たちの刹那的な生き方。

全く感情移入できなかった。
読みづらかった。
描かれている世界の描写の美しさは圧倒的なのだが、人物達の行動には共感できなかった。

第一次大戦で性的不能になってしまった主人公。
その主人公を愛していながら、淫蕩な生き方をしてしまうヒロイン。
それを取り巻く人々も刹那的な生き方で。
闘牛のお祭りが背景にあるせいもあるのだろうけど。

ロスト・ジェネレーション。
自分を再構築できなかった世代の生き方の物語。

きつかった。
ようやく読み終えた。

さて、次は“海流の中の島々“、かな。