9回目のタイ旅行4日目午前

9回目のタイ旅行4日目午前中は、ワット プラタート ドーイカオクワーイへ。

https://mapcarta.com/27186502

チェンライ市街から車ですぐ。

昨日見たSihuhataの伝説の本拠地のお寺。
境内のチェンライ市街を見下ろせる展望デッキにはSihuhataの大きな像が設置されていた。

この5眼4耳、タイから中国へ移動しては猿のような姿になっている。

このSihuhata、元はバラモン教やヒンドゥー教の神、インドラが姿を変えたものらしい。

親孝行な息子が父の死後、その遺体を山に置いた。
数年後、山に白骨化した遺体を回収しに行った息子は父の遺骨が指差す先の洞窟に5眼4耳の動物を見つけた。
息子はこの動物を父の生まれ変わりと連れ帰った。
まったく餌を食べなかった動物はある寒い日に火を着けた炭を食べ、糞として金を排出した。
それに気づいた息子は火をたべさせ、金を蓄積した。

街を統括していた土豪が娘を嫁に出そうと、婿選びを始めて、孝行息子は貯めた金を持って土豪の娘に見初められ、結婚して王となった。

このお寺はそのSihuhata、縁の地。

元々はタイ中世の北部国家、ランナー王国の伝説。
そのためか、バンコクとかでは5眼4耳は見かけない。

タイ北部の独自文化なのだろう。

タイは仏教普及前はピー(精霊)信仰だった。
それが仏教の普及によりピーを仏教の概念に取り込んで行った。

しかしこのSihuhataは地域独自に残ったのだろうか。
バンコクには、いるのかな?

バンコク市街ではシヴァ、ヴィシュヌなどヒンドゥー教の神を祀ったのがあちこちに見られる。
シヴァ神もまた、タイの文化に取り込まれたものであろうか。

タイでは、美しい女性の姿のバナナの精霊や、生首に内臓がぶら下がった姿で空を飛ぶ幽霊などがメジャーな妖怪だ。

日本で言うところの、河童や天狗だろうか。

かつて日本でも、戦国時代には小さな政治統治圏が乱立していた。
その中では地域独特な信仰もあっただろう。

などなど、考えつつ。

9回目のタイ旅行3日目夕方

9回目のタイ旅行3日目夕方はチェンセーン市街へ。

チェンセーンに来たのだ、メコン川の写真を撮らねば、と。

川沿いの道路では土曜日のストリートマーケットが開かれていて、混雑していた。

ぶらぶらしながら写真を撮る。
前日の雨のせいもあるだろう。
メコン川は水量も多く悠々と流れていた。

気になったのは電動バイク。
簡単な作りの電動バイク、結構普及しているのではないだろうか?

おばちゃんがスーッと音もなく運転していたけど。
あれ、家庭用電源で充電出来るなら、多分ガソリンのスクーターよりも普及するよな。

チェンセーン市街というより、ガソリンスタンドはちょっと市街を離れた主道路沿いにあるように思う。
地方都市らしいというか。

毎日、家と町中のちょっとした距離しか移動しないなら、街中から離れたガソリンスタンドに行くことは不便でしかないだろう。
家庭用電源でちょっと充電して、町中だけで運転するならエンジン付きよりもよほど便利だな。

日本では電動アシスト自転車が普及して、本来自動車が受け持つような、子供の送り迎えとか買い物とか日々の活動を電動アシスト自転車で対応してしまっている。

タイ北部では電動スクーターがそのポジションを取るのではないだろうか。

もちろんチェンセーンとチェンライ、50km以上も離れた距離の移動には車かバイクが必要なんだろうけど。

タイのバイクは80ccから。
50ccまでの日本の国際免許証ではタイのバイクには乗れない。

マーケットではいろいろ知らない食べ物もあったけど。
コオロギとか芋虫とか売ってた。

夕飯に、タイ人から試されるように、このコオロギの炒めものと芋虫の串焼きを出されたのだけど。

普通に美味しかった。

タイ人から見れば、日本人がゲテモノ料理にびっくりするところを見たかったのかもしれないけど。

いやいや。
日本でもイナゴとか蜂の子とか、美味しいからね?

日本人ほど、なんでもとりあえず食おうとする民族はないからね?

と言いつつ、まだタイ北部でカエルとか食べたことないんだよな。
次の機会かな。

9回目のタイ旅行3日目午後

9回目のタイ旅行3日目午後、続けて向かったのはワット プラタート パーガオ。

https://m.facebook.com/Phangao391/

以前にも来たのだけど、前回、さらっとしか見てなかった。

境内に池がありその中に作られた霊廟の中にはタイ、インド、中国、ラオス、ミャンマー、そして日本の各言語で書かれた経典が収められていた。
ほー。
さすがに経典そのものは見れなかったけど。
そして収められた箱のガラス窓越しに見えた日本語の経典は背表紙から上下反対に置かれていた。

まあ、日本語は縦表記だものなー。

そして前回は行かなかった山頂へ階段を登って上がった。
山頂のテラスからの眺めは、なかなか。
ちょっと歩くには大変だったけど。
登ったかいはあったかな。

近くに展望台が建設中とのこと。
今度来る時は展望台登るかな。

9回目のタイ旅行3日目お昼

9回目のタイ旅行3日目お昼。

続けて案内されたのはプラタート ヨーノックナコン。

https://m.facebook.com/profile.php?id=100064354045262&eav=AfY7QId3pTOGVY-PqqalSWIwFu6jAJjQ0CBxagzsJRL7G7YWZWrSgvhjnJMleCRLqpY&paipv=0&_rdr

チェンライ、メーチャン地区。
街中を離れて車でしばらく行ったところ。
丘陵地域の、周囲を湖に囲まれた公園の中にある、お寺。

土曜日ということもあってか、家族連れが多く来ていた。
無償提供されていたロンガンをいただく。

ライチ、ランブータン、ロンガン。
日本では冷凍のライチしか流通していないこともあるんだけど、ライチ、苦手ではあったのだけど。

ロンガン美味しい。

この公園は湖のほとりを馬車で観光するサービスなどもあった。
まあ、日本人は水が濁ってる、ってすぐに言うけど。

そして蟻の巣。
1000年前からあるという蟻の巣の上に霊廟が建てられていた。
この蟻の巣、今も蟻がいるのかは判らないけど。
霊廟の下が覗き込めるようになって複雑な構造の巣が見れた。

また五眼四耳の子熊のような像が祀られていた。

この五眼四耳の動物、Sihuhata。
火の着いた木炭を食べて金の糞をする。
こちらは1000年前の民間信仰というか、童話みたいな存在らしい。

このSihuhataについては、それが祀られている大きなお寺に4日目に行った。

Sihuhata像の前にはたくさんの火鉢が置かれ、木炭が炊かれていた。

幸運をもたらしてくれるかな。

9回目のタイ旅行3日目前半

9回目のタイ旅行、3日目前半。

今回のタイ、チェンライ旅行ではナイト・マーケットで夕飯、メコン川の流れを見つつビールを飲む、タイ北部からミャンマーへ越境、といったこれまでのパターンを踏襲せず。
そして国際免許証取得によるタイで自分で運転も骨折のため出来ず。
また山岳部の村、ドイメーサロンで一泊もしなかった。

また次回かな。

そして観光の中心は今回もお寺巡り。

タイは仏教を政治の統治の一貫として取り組んだ。
お寺は地域の中心にあり、文化が集約されている。
そして人を集めるために様々な建物や設備、仏像などが作られ続けている。

まあ、お寺巡りしてると飽きない。

今回案内してもらったお寺はWat Khua Khrae

https://m.facebook.com/khuakrae/

ここのお寺、お坊さんが凄かった。
3年間、お坊さんが洞窟に籠もっていられたのだと説明を聞く。
もちろん食事等は差し入れられていたんだろうけど。
誰とも会わず、外に出ず、陽の光もなく。

3年は長いな。
何かを得るためとしても、孤独と変化のない生活を延々繰り返すのはどれだけ辛いものやら。

それ故に、高位なお坊さんになられたのだろうか。

自分には到底無理なのだと考えつつ。